カウンセリングの視点~表情を見る②~

それでは、前回の6つの基本的感情と表情筋の動きを見ていきたいと思います。

多くの人に見られる主な共通事項としてにはなりますが、まずは『嫌悪』から。

人や物に対して不愉快な感情が起こった時、不平や不満がある時、口角下制筋や口輪筋の収縮で口はへの字になったり、とんがったりします。

似た表情としては『軽蔑』もありますが、こちらは対象が人に限られています。

びっくりすると目がパッと開き、鼻孔も大きくなります。これは『驚き』や『恐れ』の表情ですが、瞬間的で長続きはしません。

相手を読むという点では比較的わかりやすい表情です。

これに対して『怒り』は眉間の縦ジワと口が固く結ばれ、両目が開かれ上下まぶたが緊張し呼吸まで荒くなります。

『怒り』は目立ち気付かれやすいため、相手の態度を強制的に変えさせる目的をもっています。

『悲しみ』は額の横ジワと口がへの字に曲がるのが特長でその度合いが深いと唇が震えてきます。さらに深まると鼻翼挙筋、上唇挙筋にまで広がり涙も出て泣き顔を作ります。

 

これらに対して笑顔は大頬骨筋と笑筋の収縮作用で口角下制筋が耳の方向に引かれて口は上向きに、目尻にはカラスの足跡が数本入ります。

『喜び』は笑顔の原型です。

笑顔は関係作りにおいて大切ですが、笑顔の意味が不鮮明な時もあり、喜怒哀楽の感情を表情から読んでいきますが、微妙な変化や流れも見抜くことも必要で、間違った思い込みに陥らないように気を付けなければなりません。

表情は無理をすれば作れるものでもあるため、表情や態度から心の内を受け取ってよいのか、相手との人間関係の中で敏感に感じ取っていけるようより広く、より高くアンテナを張って読み取っていけたらよいかと思います。

 

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