カウンセリングの視点~表情を見る①~
2025/12/26
カウンセリングを行う際、知識や理論、技術の習得以上に、お客様とんお関係が重要となります。
お客様がサロンに抱くイメージが「上手い・下手」よりも「好きか嫌いか」で捉えてことが多いと考えるからです。
カウンセリングの第一歩として、まずその人の全体の印象を見ていきます。肌や身体の診断をするにも、その人となりを捉え、性格や心理状態を考慮することも大切です。
ですが、これほど難しいことはありません。そのため、外見や容姿、仕草や言葉などの情報を糸口としてお客様にアプローチをしていくわけですが、これだけでは判断の幅が広がりすぎます。
今お客様はどのような感情をお持ちなのか・・・を読み取るためには顔や表情が大きな情報源となります。
笑顔は人の『快』を表した『快』以外の感情も顔に表れます。それを見て感じることで相手の発した言葉以外の本音を読み取っていくことができます。
人の感情は、喜び、悲しみ、怒り、驚き、恐れ、嫌悪の6つに分類され、目と眉と口の周辺に微妙な筋肉の動きとなって表れるのです。
この中で『快』は喜びだけで、その他は『不快』の領域にあてはめられます。
『不快』の感情は複雑で、それぞれの感情にも差があります。『不快』の表情は微妙で数秒の変化をつなげた部分から判断していくことになります。
この表情がどう顔にでるのか、表情筋がどう動くか、この6つの基本的な感情の動きについて、次は考えてみたいと思います。

