カウンセリングの視点~傾聴と共感②~
2025/10/16
前回、傾聴と共感が大切だとお伝えしていきました。
共感は相手との関係性によって相槌や受け答えの仕方が変わってきます。
相手を好きで肯定的に見ている場合、自然に話を受け入れ、相手と同じ心境になり共感できますが、嫌いや無関心であった場合は自然さが出てきません。
同じ「ええ」「はい」などの返事でも様々な捉え方になってしまうことがあるのです。
親しい友人のような間柄では自然に出来ることかもしれませんが、セラピストとしてお客様の対応をしていく時には、お客様に関心や興味をもち、肯定する気持ちをもつ自分のスタンスが必要になってくると思います。
また、自分から先に自分を出せるかどうか、自分の出し方や見方次第で相手の対応も変わってくるからです。
自分が出す量に見合った分しかお客様も自分を出さない、ということもありますので、過剰にならない程度に出していくことも、お客様の気持ちを傾聴するためには必要ではないかと思います。